過去の野球界では、バッティングが良かったり、守備ができない人が置かれるポジションだったが、今はそうではない。ファーストも守れる人が求められています。その中でもなぜ左利きのファーストが優位だと言われているのか、ファーストの適性や求める選手についてまとめたいと思います。
ファーストに求めたい能力
- 身長
- 俊敏な動き
- ハンドリング
私が監督なら以上能力があればうれしいと考えます。
身長
身長が高いと、内野手にとって的が大きくなるので投げやすくなります。
そのため、高めに抜けていく暴投の減少や、高くても大丈夫という安心感から、野手も思い切り腕を振ることができ、結果として暴投になる確率を抑えることができます。
身長が高いだけで守備面に大きく貢献できます。そのためファーストには身長が高い選手好ましいといえます。
- 高めの送球がカバーできる
ハンドリングのうまさ
高めに抜けるボールは身長によっては取れませんが、低い球はカバーできます。
ハンドリングが上手いファーストは、低めの球をカバーできます。低い球を投げとけば大丈夫という安心感も内野手にとって気持ちが楽になるので、アウトを成立させやすくなります。
また、難しい体制の送球は送球が乱れやすいことから、悪送球につながりやすいです。
ハンドリングのうまいファーストであれば、ハーフバウンドやショートバウンドはカバーすることができ、ファインプレーにつながります。
- 低めの球はカバーできる
俊敏な動き
ファーストもショートやセカンド並みの素早く軽快な動きができれば、かなり守備が強くなります。
例えばランナー1塁で難しい打球や弱いゴロでも、セカンドに投げれるファーストと投げれないファーストでは全然違ってきます。
1死1塁のケース
セカンドになげれないファースト
- 2死ランナー2塁
ワンヒットで失点のピンチ
セカンドに投げられるファースト
- 1死ランナー1塁
or
- ゲッツーでチェンジ
得点される可能性も低くなるか、最高の形でゲッツー
無駄点を防ぐことにつながります。またバント処理でも、2塁、3塁でアウトにできる俊敏なファーストがいれば、相手の打者にバントにプレッシャーがかかります。
まさに守りの攻撃です。
- 失点のリスクを減らせる
左利きのファーストのメリット
左利きのファーストはもっとメリットが大きいです。
- 牽制のタッチしやすい
- 1,2塁間の打球に強い
- 逆の動きに強い
1つ1つ解説していきます。
牽制のタッチがしやすい
左利きのファーストは右利きよりも強く速くタッチすることができます。
強くて速いタッチはアウトに見えやすく、アウトコールされる確率が高まります。
- 牽制死を取りやすくなる
1,2塁間の打球に強い
右のファーストは1,2塁間の打球は逆シングルになり、守備範囲が狭くなります。
また逆シングルでの捕球は非常に難しいです。
一方で左のファーストは右のファーストよりも、1,2塁間の打球に強くなります。
1塁線の打球より、1,2塁間の打球の方が来る確率が高い所から、優位性を感じます。
- ヒット,エラーを減らせる
逆の動きに強い
逆の動きに強いとは、
ゲッツーの守備
バント処理の動き
に強くなるということを意味します。
ゲッツーの動き
ゲッツの動きは基本的に右の野手だと、逆の動きになります。
ゲッツの時に、切り返したり、回転しないとスムーズに早くは投げられません。
左利きの野手はセカンドやショート、サードがファーストに送球するようにスムーズな動きが取れます。
結果
ダブルプレーが取れやすくなります。
また、送球も右利きのファーストがセカンドに送球する時は、ランナーと被りやすいですが、左利きは被りにくいいです。送球のしやすさの点からも左利きのファーストの方が有利だということができます。
- スムーズに投げれる
バント処理
バント処理も右利きのファーストがセカンドやサードに送球する時は、逆の動きになるのでスムーズに投げずらいです。スムーズに投げようとすれば1回転したりするなど、ミスにつながりやすくなります。
一方で左利きのファーストはスムーズに投げやすいことから、バント処理でもアウトにとれる確率が高まります。
- 右利きより早く投げやすい
まとめ
ファーストに求めたい能力
- 身長
- 俊敏な動き
- ハンドリング
左利きのファーストのメリット
ファーストに求めたい能力とさらに左利きであった時のメリットについてまとめました。
間一髪のプレーをアウトにすることや、次の塁への進塁を防ぐことが、失点を防ぐことにつながります。
ファーストが守れる選手であるとそのことが期待でき、また左利きであるとさらにメリットがあると分かったと思います。
少しでも野球関係者のメリットになったら幸いです。
それではまた👋
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