最近筋肉トレーニング最盛期で、どの選手でも筋トレをしていると思います。しかしイチローや落合博満などは、筋力トレーニング不要論を唱えています。筋トレは必要なのか。イチローや落合博満氏の言葉からその真相に迫ります。
筋トレ不要論とは
イチローや落合博満が主な野球選手で唱えています。
イチロー
チーターは筋トレしますか?しないですよね。必要な筋肉は筋トレしなくとも日常の動きで必要な筋力がつく。だから、餌を確保することができる。
と言っています。またイチローはメジャー挑戦の際、筋力をつけるトレーニングを行いました。
しかし、いい結果には及ばず、疲れで筋肉量が落ちてきた5月に一気に調子を上げて
首位打者とMVP、新人王に輝きました。
ここからイチローは筋トレ不要論を唱え始め、柔軟性やしなやかさを求めるようになりました。
落合博満
野球に必要な筋肉は野球によって身につける。
筋肉トレーニングは、自分の使える筋肉のキャパをオーバーし、怪我をしやすくなる上、思い通りの動きができないといっています。
また落合自身も現役時代、バットを振ることを大切にしており、筋トレをせず、素振りや打撃練習を大切にしていました。
筋トレ無しに三冠王を3回獲得しました。
落合は中日ドラゴンズを2004年から2012年まで監督を務めましたが、就任1年目から補強無し&猛練習によって優勝に導きました。
筋トレより、野球の練習がいかに大切かを物語るエピソードになっているのではないでしょうか?
イチローと落合の考えをまとめる
彼ら2人に共通しているものは、
野球の動きの中で必要な筋肉を身につける。
というものです。
例えば”腕立て伏せ”をすると、”腕立て伏せ”に必要な筋肉がつく。”腕立て伏せ”でつけた腕力や背筋は野球で使えるが、全てが野球に必要な筋肉かと聞かれると、そうではない。
中には野球に必要ない筋肉もついてきます。
一方で素振りをすれば、バッティングに必要な筋力をつけることができます。
素振りでつけた筋肉は、野球の動きの中で身につけた筋肉であり、”振る”動作の中ではすべて使える筋肉になります。
それがレベルアップにつながるという主張なのです。
筋トレはなぜしたらいけないのか
大体、いいものには副作用がつきものです。薬などがその典型で、効き目はあっても副作用はあります。このように筋トレにも副作用があります。
1つずつ解説していきます。
体が硬くなる
筋トレをすると体が硬くならやすいと言います。
その理由は、
筋トレのやりすぎで、関節周りにも筋肉がついてしまうからです。
またトレーニングの際、上下に重りを上げ下げするなかで、筋肉を縮める時間の少ないトレーニングをすることや、柔軟を疎かにするのと筋肉が硬くなりやすくなります。
筋肉を伸ばすトレーニングをした後も、筋肉を縮めるトレーニングも行おう。
感覚がズレる
筋肉がつくと、これまで以上の力を発揮できるようになります。
その一方で、自分の以前の感覚より動作が早く動くことによって、ミスショットや上手くいかない要因になることもあります。
野球の動作は自分の感覚通りに動くことによって、力強いボールを投げられたり、ジャストミートできたりします。
感覚がズレることは、全ての”うまくいかない要因”に繋がります。
怪我をしやすくなる
筋肉に、高負荷を与えるトレーニングは、怪我のリスクを高めます。
- 捻挫
- 肉離れ
- オーバーユース
体に対して重たい負荷は、このようなスポーツで起こる外傷の要因になります。
筋トレで成功を掴んだ選手もいる
彼らは筋トレによって成功を掴んだプロ野球選手です。
他にもたくさんいますが、筋トレを完全に否定することはできません。
人それぞれ合う、合わないがあるのだと思います。
まとめ
筋トレやウエイトが合う選手や合わない選手がいる。
今、結果の出ない選手や何かを変えたい選手は筋トレを取り入れたり、あえて筋トレを辞めて、素振りやシャドーなど野球の動きに特化したトレーニングを取り入れてみてはどうでしょうか。
球児たちの参考になったら幸いです。
それではまた👋
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