レギュラーになる選手≠プロ野球選手になれる選手 このことについてあなたは知っているか。試合に勝てる選手とプロ野球選手になる選手は違うということをこの記事で証明していきたい。
試合に勝てる選手
ここで定義する高校野球でレギュラーになる選手とは
打者
- 守備>打撃
- 安定した成績
- エラーをしない
投手
- 四球を出さない
- コントロールが良い
特に1塁ベースに近い左打ちだと試合に出やすいのではないか。
また三振が少なくゴロを打つのが得意な打者も高校野球では試合が出やすいのではないだろうか。
バントが上手いと監督の評価はもっと高くなるだろう。
ピッチャーは四球が少ないことが重要視される。
どんないい球を投げても四球を出されては、大量得点につながる可能性があるからです。
もちろん超高校級の選手はプロ野球選手になりやすい!!
けどこのような選手は少ないのが現状。
このようにレギュラーになる選手というのは監督が使いやすい安定した成績を残す選手です。
試合に勝てる選手が試合に出れる理由
それは高校野球はトーナメント制だからです。
トーナメント制の最大の特徴
一発勝負
一発勝負は負けない確率を高めることが勝率を高める1番の手っ取り早い方法です。
負ける確率を引き上げる要因となるものは、予想にしないことが起きることです。つまり
まさか
を起こさせなこと&起きないことが重要になってきます。
以上5点がトーナメントで勝つため重要視します。
この5点を意識すれば自軍、相手チームからの”まさか”が起きにくく安定した計算した戦いができます。
HRやヒットは打つのは難しく、上手くいっても3割と称する中で、バントや守備は誰でもできることで10割を目指せます。
また守備でのミスは大量失点につながることが多々あります。
トーナメントで勝つために安定した&計算できる選手が重宝される!!
クセのある選手や一芸選手はスタメンとしては試合に出しづらいです。
試合でのイレギュラーな場面が多い中で安定したパフォーマンスが求められるからです。
高校野球で評価される選手がプロ野球選手になりにくい理由
このようなトーナメントに強い選手はプロ野球選手になれるかと言われたらかなり確率が低いと言われています。
その理由は
- ライバルが多い
- 個性がない
- 伸びしろがない
以上3点だと思います。1つずつ解説していきます。
ライバルが多い
高校野球ではトーナメントが主流なのでどこのチームも1芸に秀でた選手よりも、トーナメントで勝てる選手を使ってきます。
つまりトーナメントで勝てる選手はどこも一緒なのです。
数多くの似た選手があふれ、そこから
頭一つ抜けよう!!
と思うとかなりの厳しい競争になります。
つまりそれがライバルの多さになり、プロ野球選手になることを難しくさせます。
個性がない
トーナメントに勝てる選手は個性がありません。
平均的なミスの少ない選手。すなわち監督が扱いやすい&計算できる選手を使うためです。
高校野球では打者に対して
三振するな転がせ!
投手に対して
フォアボールを出すな!
このような指導します。理由は目の前の試合を勝ちたいからです。
空振り三振は多いが、当たればHRのロマン砲や150キロ近いストレートでもストライクが入らない投手は試合では使いません。
このように個性が強い特徴を持った選手でも、ミスなどにより、短期決戦で致命傷になるかもしれない選手は使いません。
それは選手を育てる観点よりも目の前の試合に勝つことを優先しているためです。
伸びしろがない
このようにトーナメントで強い選手は個性が消され、みんな平均点のようなチーム編成になります。
このような選手は伸びしろがありません。
伸びしろというのは
あそこを直したらもっと良くなりそうだな
球は速いけどコントロールが良ければな
このように
何かを変えればもっと良くなる状態
何かが良くなれば、ある強みが強力な武器になる状態
を指します。
トーナメントで勝てるミスの少ない選手平均点のような選手は、トーナメントでは勝てる確率は上がりますが、プロいなる観点では非常に厳しい選手だということができるでしょう。
個性を伸ばすことは重要なこと
高校野球ではミスの少ない計算できる選手が重要視される理由が分かったと思います。
一方でプロ野球選手になる選手は個性のある特徴のある選手が多いことはあなたもよくご存じでしょう。
個性を伸ばすことはプロに注目される選手なる手っ取り早い方法です。
例えばストライクは全く入らないが160キロを投げる投手はロマンを感じる。
10回打席に立てば1本はHRを打つバッターもミート力があればもっとすごい打者になれるとロマンを感じる。
打撃はさっぱりだが、バント職人な選手はプロにはなれないかもしれないが、大学や社会人野球でも重宝される選手になるのではないか。
このように
『これだけは絶対に負けない』
という自分だけの武器をもってそれを磨きをかければその才能に可能性を見出すスカウトが必ず現れることでしょう。
実際にいる1芸でプロに入った選手
- 源田壮亮
- 赤星憲広
- 黒瀬健太
- 塹江敦哉
1人ずつ紹介していきます。
源田壮亮
トヨタ自動車時代の源田は9番ショートとして守備と足だけの選手という評価だった。
しかしその守備は1級品で、即1軍で通用するものだと言われていた。
源田は主に守備が評価され、西武にドラフト3位で入団することができた。
赤星憲広
阪神時代の野村監督から才能を見出され入団した赤星。
当時JR東日本でプレーしていた赤星はスカウト陣からの評価は
『足は速いが、打撃が貧しい』
というものだった。
しかし野村監督はプロアマ交流戦の赤星の足の速さに目をつけ、
『足が速いだけで十分だ俺が何とかする』
と野村監督はいい、ドラフト4位で指名。1年目から新人王を獲得する活躍を見せた。
黒瀬健太
高校通算97本塁打を放った逸材。
初芝橋本高校(和歌山)野球部に所属し、無名校出身だが97本塁打を打つパワーを見せスカウトから注目された。
弱小校出身でその実力を不安視する声もあったが2015年ドラフト5位で入団した。現在は育成契約だが、育成力の高いソフトバンクでどう成長していくか楽しみな選手である。
塹江敦哉
高校時代は香川県の進学校高松北高校野球部に所属。
最高成績は2年時の県大会ベスト4、3夏には3回戦敗退チームは強くなかったが150キロを当時から記録し注目された。
カープに2014年ドラフト3位で入団し今シーズンは47試合に登板するなど、中継ぎとしてチームを支える活躍を見せている。
まとめ
実際に1芸でプロ野球選手になった選手も紹介しました。
個性を伸ばすことの重要性を理解できたのではないだろうか。
チームは強くなくても個性を伸ばすことで注目される選手になることができます。
そもそも個性を伸ばすためには試合に出場することが必要なのですが。。。
頑張れ高校球児!
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