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【開発者根鈴雄次】が語るバレルバットの形や重さの秘密

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バレルバットは不思議な形をしており、色々と謎が多いバットです。しかし、そのバットにも作成者の意図や意味がありました。開発者が語るバレルバットのミソとは⁉

バレルバット

バレルバットとは

バレルバットとは、写真のように真ん中付近に重石がついているトレーニングバット。スイングをバレルゾーン(最も長打が得やすいとされる打球角度26°~30°)にもっていくために開発されたトレーニングバット。杉本裕太郎吉田正尚などが愛用しており、プロアマ問わず近年注目を集めている。硬式実打可能。

バレルバット開発者

根鈴雄次さん― スポニチ Sponichi Annex 野球
スポニチより引用
名前根鈴雄次
生年月日1973/8/9(48歳)
出身地東京
投打左・左
身長・体重175cm/100kg
球歴日大藤沢(中退)-東京都立新宿山吹高校ー法政大ー米国をはじめとする5球団を渡り歩くー新潟BC-長崎ー徳島IS
プロフィール 日大藤沢高校時代は1年生時から活躍するものの、上下関係に耐え切れず退部。法政大学進学後は代打の切り札として活躍。
 卒業後渡米し、マイナーリーグでプレー。日本人野手初となるメジャーリーグの一歩手前3A まで登りつめた。
 惜しくもメジャーデビューとはならなかった。現在は日本で野球道場(根鈴道場)を運営しておりプロ・アマ問わず多くの選手を育てている。主な教え子として杉本裕太郎(オリ)がいる。

開発者である根鈴雄次さんは、どのような意図を持ってバレルバットを開発したのでしょうか?

バレルバットの不思議

  • 形の秘密
  • 重さの秘密

以上の3点がバレルバットの特徴であり、そこがバレルバットが高く評価されているポイントでもあります。

根鈴雄次さんが語るバレルバットの形や重さに込められた意図を紐解いて行きたいと思います。

形の秘密

なぜ、ツチノコのように重石が真ん中にあるのかというと、

バットが遠回りして出ないようにするためです。

従来のマスコットバットや、重石をつけたバットは、重心が芯やヘッドの位置にあります。

悪い形

このバットを振ると自然と遠回りなスイング (ドアスイング) になりがちです。

その結果、悪い形でバットを振ることになります。また、悪い癖が身に付いていくかもしれません。

良い形

しかし重心が手に近いところにあることにより、重石を体に近くを通して(インサイドアウトの形)スイングできることや、

そのまま落とす感覚でスイングすることができます。

その形が最短距離でバットを出すことに繋がり、バレルゾーンで捉えるための練習になるのです。

バットが遠回りしないための仕掛けであると考えてもらえたらいいと思います。

重さの秘密

1kgで作ろうと思ったそうですが、

1.4kgの重さでバットを作ることに決めました。

その理由は、

よりわかりやすくするため。

だと言います。

重たくした方がより”落とす感覚”をもってスイングしやすくなります。

他にも、重たい方が、より体は理にかなった体の使い方をします。

例えばあなたは重たい荷物📦を持つときに腰を引いた形では持ちません。

自然と体に負担がかからず、力の入った持ち方をすると思います。

このように重たくすることでバットに無駄な動きを加えず、力が入った効率の良いスイングに体が導くというわけです。

落としてあとは勝手だと分かる

根鈴さんが一番多く話していたことは、

落とせばあとは勝手になる

つまり、”落とす感覚”が大事だと言われており、振るというより落とす感覚でボールを捉えていきます。

その正しく落とす感覚を得るために、バレルバットは

  • 重さ

が従来のバットとは違う作りになったといわれています。

軽いから(バット)手で扱えると思って振るのが良くないのだと言われています。(ラリアットみたいな状態)

(バット) 出がちゃんとしてたらフォローが勝手に大きくなるのがわかる。

バットの出がちゃんとしていると…?

スイングの際、前に飛び出る力が出る力が勝手に出てくる。その結果フォロースルーが勝手に大きくなる。

といいます。

つまりこのバットはスイングの始まりであるバットの出方に重点を置いたバットであって、そこを改善するために開発されたバットなのです。

まとめ

今回はバレルバットの開発者である根鈴雄次さんがバットに込めた意図や狙いについて解説していきました。

いかがだったでしょうか。

少しでもバレルバットについて興味を持ったり、ご覧になった方の野球の引きだしや知識になったら幸いです。

それでまた👋

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