2021年シーズン投手のタイトルを総なめした日本を代表する投手山本由伸。彼の大活躍の裏には、日々行うやり投げのトレーニングがあった⁉今回はやり投げが及ぼす効果とメリットについて解説していきたいとも思います。
投手5冠達成
2021年シーズン飛躍の年となった山本由伸投手。彼のことを誰もが日本のエースと認めているのではないでしょうか?
年度 | 登板 | 勝利 | 敗北 | セーブ | H | HP | 完投 | 完封勝 | 無四球 | 勝率 | 打者 | 投球回 | 安打 | 本塁打 | 四球 | 死球 | 三振 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 26 | 18 | 5 | 0 | 0 | 0 | 6 | 4 | 1 | .783 | 736 | 193.2 | 124 | 7 | 40 | 2 | 206 | 3 | 0 | 37 | 30 | 1.39 |
これに加え、沢村賞も受賞しています。
タイトルを総なめした山本由伸投手ですが、毎日行うトレーニングにその秘密が隠されていました。
山本由伸選手のやり投げ
山本由伸選手は、”やり投げ”を
キャッチボール前や試合前にもほぼ毎日アップの一環として取り組んでいます。
山本由伸が愛用しているやり投げのやりは、IP セレクトが提供しているフレーチャ(FLECHA)ということがわかっています。
やり投げを投げるとどのような効果があるのか解説していきます。
やり投げが及ぼす効果
やり投げが及ぼす効果は以下の通りです。
この3点です。1ずつ解説していきます。
体全体を使った投げ方が身に付く
やり投げでは、体全体を使ったフォームでなければ遠くに投げることができません。
そのため遠くに投げるために思考錯誤していくうちに体全体を使った投げ方できるようになります。
体全体を使った投げ方ができるようになると…⁉
- 球が速くなる
- 球質が良くなる
- 勝てる投手になる
このように体全体を使った投げ方が身につくとこのような効果があります。
これまでは腕や肘、指先い頼っていた投げ方が、体全体を使った投げ方に変化することで
- 球速
- 球質
が上がったり、良くなるのはわかると思います。
腕の筋肉量より、背筋や下半身の筋肉量の方が多いからです!
これまで以上に背筋や下半身が連動する投げ方に変わることで、球速や球質に変化が現れるでしょう。
その結果、勝てる投手へと変貌しチームにより必要とされる存在になれることや、エースになることも可能になるのではないでしょうか?
キャッチボール前のアップに最適
山本由伸投手は試合前のアップや冬の期間に集中的に取り組んでいます。
その理由の1つに体全体を使った投げ方を確かめる狙いもありますが、もう一つは、投球に必要な動作である、
- 胸郭を広げる
- 肩甲骨を使う
といった柔軟的要素も含まれているからです。
いいフォームのドリルとして活用しながらも、柔軟的な効果もあるアップに最適に野球ギアだと言うことができるのではないでしょうか?
息の長い野球人生が送れる
肘を使わないで投げます。
私は山本由伸投手のインタビューの中でこの言葉凄く印象に残っています。
よく野球界では、
肘や肩を使って投げろ!
肘をしなやかに使って投げるんだ!
と言われますが、このように肘を使って投げるといい球が投げられるかもしれませんが、長期的に見ると怪我をする可能性が上がります。
その理由は、肘や肩は消耗品であって、使えば使うほど悪くなるからです。
またアメリカでは、
『肘、肩は消耗品』
という言葉が根付いており、そのため メジャーキャンプでは、球数制限がブルペンでも厳格にされています。
しかし、山本由伸投手のいう肘を使わないで投げるということは、これらの怪我のリスクを軽減することができます。
山本由伸投手の言葉から考える、肘を使わないという発言からどこを使って投げるのかというと
考えられる関節や部位
- 股関節
- 胸郭
- 肩甲骨
これらのような部位や関節を使って、そこを支点(軸)として投げていることが予測できます。
そこを使って投げるためのトレーニングとしての役割を果たす”やり投げ”なのです。
肘や肩に負担のかからない投げ方をすることは怪我のリスクが軽減されることから息の長い野球人生が送れることでしょう。
また、山本由伸投手のように背丈にハンディがあるピッチャーでもやり投げを使った体の使い方を習得すれば、彼のような爆発的な威力のあるボールを投げることも可能になるのではないでしょうか?
まとめ
山本由伸投手の野球ギアについて紹介しました。
いかがだったでしょうか。
また山本由伸投手は、自分の考えや信念に基づいてトレーニングに励んでいます。
その1つとして取り組んでいるのがこのやり投げです。
自分に合う合わないは人それぞれあります。
この道具を試してよくなったり、また自分の新たな引き出しや知識にしてもらえてら幸いです。
それではまた👋
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