野球バカで野球しかしない息子もいることでしょう。野球選手になる夢を早々と諦めさせたい。将来的に安定した会社員や公務員になってほしい親必見の内容になっています。
プロ野球選手になる夢を諦めさせる方法
名門校に入学させる
名門校に入学すれば、野球選手になる夢を諦める可能性が高くなります。
その理由について解説していきます。
名門校入学すると野球選手になる夢を諦める理由
- 周りが上手い人が多い
- 引き際を見据えた指導する
- 独立リーグに名門校以外の選手が多い
以上3点が理由として挙げられます。1つずつ解説していきます。
周りに上手い人が多い
名門クラブチームや中学校に限らず、名門と呼ばれている高校や大学で野球をするとレギュラーになる確率が低くなります。
その理由は
周りに上手い選手が多いからです。
激しい競争の上、100人の部員がいてレギュラーは9人しかなれません。
その確率はわずか10%で90人の人が控えや補欠の選手で過ごします。
周りの上手い選手を見て、現実を悟り、野球をやっても上を目指せないと感じる選手が多いことでしょう。
私は高校時代ドラフト1位で入団した選手がいました。
プロレベルを身近で体験しプロ野球選手のレベルの高さを毎日感じていました。
引き際を考えた指導をする
名門校の監督は選手の引き際を考えた指導をします。
例えばこれ以上”上を目指せない選手”を上を目指させても、学歴や就職に傷をつけることになるからです。
現在広島県の崇徳高校野球部の監督で元早稲田大学野球部監督、慶武篤良はこのように語っています。
早稲田大で4年間プレーした選手はプロを最高峰として目指し、プロ入りできなければ社会人の企業チーム、それも叶わないなら、クラブチームでプレーを続けたいのが本音である。「君のレベルでは大学までが精一杯だ。ここで潔く第一線から身を引きなさいというのも私の役割です。」
都市対抗野球に明日はあるか―社会人野球、変革への光と闇/著者横尾弘一
このように選手の引き際を考えた指導をするのが名門校です。
私の体験談
私も高校時代、進路相談の時にこのようなエピソードがありました。
関西の野球の強い大学に行きたいです。
そうか。レギュラーになって試合に出たいのだろ?
まて4年間補欠として過ごす覚悟があるのなら行ってもいいのではないか?
このようなことを言われました。
私は自分の実力が低く見積もられたことはショックだったのですが、今思えば最善のアドバイスだったと感じています。
数多くの選手を送り、数多くの上手いOBや下手なOBを見てきたからできるアドバイスなのです。
名門校の監督はたくさんの上手い選手から下手くそな選手を見てきました。
選手の技量や性格まで勘定して的確に進学先のアドバイスを送ることができるのです。
弱いと言われる中学校の顧問の先生や高校は強い高校や大学とのパイプ(つながり)を持っていません。その結果、容易に次のレベルで野球をやることを勧めてくるのです。するとプロ野球を目指す選手であれば受け皿の広い独立リーグしかなくなります。
独立リーグに名門校以外の選手が多い
独立リーグには名門校と呼ばれる高校を卒業した選手が少ないです。
独立リーグの名門校出身割合
都市対抗2021年出場選手の名門校出身割合
このように名門校で過ごした選手は独立リーグで野球をする選手が非常に少ないです。
一方で社会人の企業チームに入り野球をする選手は非常に多いです。
名門校以外の環境で野球をやった野球大好き少年はそのチームでレギュラーとして活躍すると、どんな環境でも野球をやりたいと考えることでしょう。
弱いチーム(高校や大学)は強い大学や社会人チームにパイプが無く、受け皿の広い独立リーグで野球をするように容易に勧めてしまうという訳です。
その結果独立リーグというプロ野球選手になれる可能性が限りなく0に近いが野球を続けられる理由で選んでしまいます。
独立リーグに名門校以外の選手が多い理由の1つになっています。
まとめ
まとめるとこのような感じになります。
私も名門校と呼ばれる高校で野球をやってプロ野球選手になる人はこのような人だということが身をもって体感しました。
その結果プロ野球選手になる夢をすんなり諦めることができました。
球児たちや親御さんの参考になれば幸いです。
それではまた👋
コメント