現在四国独立リーグで、独立リーグスコアラーとしてアルバイトしているからこそ言える独自の視点で打ち明けようと思います。デメリット編です!
この記事を見てほしい人
☑独立リーグについて知りたい
☑独立リーグで野球をしようと考えている
☑野球が好き
独立リーグデメリット
- 給与が少ない
- 移動が大変
- プロになれるかわからない
- 野球後の就職先
これらがデメリットだと考えています。詳しく深堀していきます。
給与が少ない
基本的に独立リーガーは給与が少ないです。(10万円前後※球団による)
無給の球団もあります。(関西など)
他にも出場選手登録をされていないと、給与が発生しない仕組みにもなっています。
つまりベンチ外では給与が発生しません。
親からの仕送りをもらっている人も少なくはありません。
とりあいずベンチに入ること、給与を上げようと考えるならば、さらに活躍する必要があります。
- 仕送りが必要な場合もある。
そもそも野球の道具が高い
給与も少ないわりに、野球の道具は高いです。
プロ野球選手のように支給されたり、スポンサーがついている選手は少ないです。
なので道具は基本自分で買わないといけません。特に野手はバットが折れると買わないといけないので、出費が高くなります。
球団にスポンサーがついていて安く変えたとしても、自分のお気に入りのメーカーや型がなければ自分で買う必要があるので、お金がかかります。
道具とか無料でくれるんかと思いよったわ
安く買うことはできますが、有料ですね。
食事がおろそかになる
独立リーグの疲れが出てきやすい7月から痩せる選手がでてきます。
ご飯が疲れで食べられないのか、それとも自炊で節約する必要があり、いいものを食べられていないかのどちらだかだと思っています。
野球選手で重要な部分である体作り。ここにフルコミットできないところは、野球選手として致命傷だと思います。
みんな痩せるん?
人それぞれです。意識高く間食している人もいます。私の先輩はシーズン中10kg痩せていました(笑)
オフシーズンはアルバイト
基本的にはオフシーズンになると選手はアルバイトをします。
キャンプをする球団は、その資金貯めの期間だといえます。
他にもオフシーズンは無給なのでアルバイトをしないと生活が苦しくなるからです。
中にはある程度親から援助を受けて、練習に力を入れる人もいます。人それぞれですね。
イベントのある球団もあります。主に野球教室です。
ちびっこを相手に仲よく遊んだり、野球を普及させることが目的で行っています。
時給も発生しておいしい話ではありますが、朝が早いことが多く、オフシーズンの方が大変という人もいるくらいです。
オフシーズンも大変そうやな
楽で稼げる仕事ってないですね。。。
遊ぶお金はほぼない
独立リーガーは遊ぶお金がほぼないと考えましょう。
例えば12万円に家賃、食費、生活費、ジム、プロテイン、道具代、交通費、etc..
残り何円を自分の手元に残せるでしょうか?ほとんど残らないでしょう。
しかし球団によっては、寮があったり、激安で食べれる食堂や契約しているジムなどがある場合もあります。
球団に入る前に聞いてみるのもいいかもしれません。
移動が大変
基本的にはバス移動になります。毎日バスで、球場へ行って試合をします。
その日のうちに帰ります。基本的には連戦でもバスで帰ります。
理由としては、全員分ホテルや旅館を確保するとなるとかなりお金がかかるからです。
往復でバスの方が安いというのがわかると思います。
例えば、四国リーグ愛媛⇔徳島やBCの長野⇔福島はかなりの距離でのバス移動になります。
デーゲームだと朝6-7時には出発しないといけないでしょう。
3-4時間かけて到着します。往復なんと約7時間!かなり移動で時間がとられることがわかります。
デーゲームならまだましですが、ナイトゲームなら、本当に帰るのが遅くなります。
連戦が続くとなると本当に大変になるというのがわかると思います。
バスでどんだけ寝れるかが勝負や!
バスでしっかり疲れが取れる人は向いていますね。普通バス移動で疲れますから。
プロになれるかわからない
独立リーグからプロ肉選手は少ないですが、毎年います。
しかし1球団30人いると考えて、BCリーグ、四国アイランドリーグの球団数16で
約480人いると考えて去年プロ入りした人数は8人。プロになれる確率僅か約2%です!
この狭き門を潜り抜ける必要があります。100人いて2人が指名されます。
2人しか指名されないと考えるのか、2人も指名されると考えるのか。
あなたの考え方と、努力と、実力にかかってくると思います。
上手い人は必ずチャンスはあります!ぶち抜いた成績を残しましょう!
野球後の就職先
野球後の就職先として、新卒大学生が目指す大企業には入ることが難しいでしょう。
例 メガバンク、商社、保険、コンサル
しかし独立リーグの特徴として、地域に根付いていることから地域の優良企業からのオファーもあるでしょう。
他にもスポンサー企業から声がかかることもあると思います。
プロ出身の監督やコーチのつてでつなげれる企業も多いです。
力のある野球選手、体育会系の実力世界で揉まれたひとというのは、欲しい企業も多く、就職先に困ることはないと思います。
教職免許を持っている大卒独立リーガーもいました。
このように野球がだめだった時の保険になるようなものを持っていれば、余裕をもって野球だけに集中することができると思います。
就職先のことは大卒の場合新卒ブランドはなくなりますが、意外と困ることが少ないと思うので、全力で野球に取り組めると思います!
- 就職には困らない
まとめ
- 給与が少ない
- 移動が大変
- プロになれるかわからない
- 野球後の就職先
独立リーグのデメリットについてまとめました。
独立リーグは大変過酷な場所です。
プロ野球とは少しかけ離れていると思います。
しかし、この過酷な環境でも野球がしたい、続けたいと思うのなら、後悔ない野球人生を送ることができると思っています。
レギュラーを勝ち取り夢のNPBも見えてくるのかもしれません。
よく考えていい進路選択につなげてください!
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