大学野球推薦。大学でも野球ができて最高かもしれませんが、もし野球が辞めたくなったりしたらどうなるのか。大学野球推薦で大学に進学するリスクについて真剣に考えてみたいと思います。
大学野球推薦とは
ラッキー野球で大学進学ができたわ!
野球だけで大学に進学できるってすごいことですね。
しかし裏を返せば、大学野球推薦で大学に入学する場合、
あなたは必ず野球を4年間やらなくてはなりません。
野球しかできないバカでも野球が上手ければMARCHや関関同立にも進学できてしまうわけです。
素晴らしい制度ですが、どんないい仕組みでも副作用はつきものです。
大学野球推薦を利用して大学に進学するとどんなリスクがあるのか考察していきたいと思います。
大学野球推薦で入学するデメリット
以上の3点が挙げられます。1つずつ解説していきます。
試験勉強不要
1つ目は試験勉強が不要だということです。面接だけというケースも少なくないのではないでしょうか?
またあっても小論文(作文)などが設けられ、よっぽどそこで変なことをしない限り合格します。
大学へ楽に入学することができます。
野球が継続できる
野球で大学に入学するので、野球の現役続行ができることでしょう。
さらに野球で入学しているので、周りの選手より期待度は高く、1年生から多くのチャンスに恵まれることでしょう。
その代わり野球を頑張っていく。期待に応えていくことが必要になります。
学費が免除される
学費が免除されることが少なくありません。
また学費免除できなくても入学金免除や寮費無料など何かしら金銭的援助を受けることが多いでしょう。
お金を払わなくていいから大学に来てほしい。
学費を無料にするから大学に野球をしに来てほしい
大学や大学野球部監督からの期待の表れでもあります。
野球であなたが活躍することで、大学の宣伝になるからです。
大学野球推薦のデメリット
1つずつ解説していきます。
野球を辞められなくなる
野球を辞められません。辞めようとすれば退学になることが多いです。
野球の能力が高く、野球の技量が認められて進学しているので、野球をあなたから無くなってしまえば、あなたの価値はなくなるからです。
野球は怪我が付き物のスポーツです。怪我をしたり、大学生になって新しい環境は世界を知り野球を辞めたくなることもあるかもしれません。
しかし、もしそうなって辞めようと思ても辞めることができないのです。
なぜならあなたは野球推薦で大学をしたからです。
そのため野球部を辞めようとなると退学に追い込まれます。
求められる期待が高い
求められる期待が高いです。
野球で入学しているのでかなり期待されています。
そこで活躍ができなかったりすると、その推薦した高校への評価も下がり、あなた自身も辛くなるかもしれません。
また野球推薦であろうと必ず試合にでられるかもわかりません。
どんな待遇や環境でも野球を辞めたくなっても野球を続けていく必要があるのです。
人間関係が大変になる
高校の関係者(監督)や大学の関係者(スタッフ、監督)などと縁が切りたくても切れない関係になります。
高校の監督と大学の監督の信頼関係からあなたの野球推薦につながっていることも少なくないからです。
純粋に
『この選手欲しいからください!』
というのは稀なことで、基本的には野球部の監督つながりのコネによるものです。
なのであなたは個人で入学したのではなく、高校や高校の監督を看板を背負って大学に進学することになるのです。
当たり前に大学のリーグ戦後には報告や、年末オフシーズンには高校に挨拶をしに行かないといけないことになるでしょう。
まとめ
野球推薦は楽に大学入学できますが、あなたの裁量や自由を”ある意味奪う”入学体系になることでしょう。
野球に大学では
『命を懸けてプロを狙うんだ!』
『社会人野球に絶対行くんだ!』
『神宮に絶対出るんだ!』
という強い気持ちが無い人は野球推薦を使い大学に入学することはお勧めできません。
指定校推薦や一般入試、野球推薦ではない推薦入試を利用して、個人の力で入学もしくは野球を辞めれる選択肢を残した形で受験をすることがいいでしょう。
球児たちの参考になったら幸いです
それではまた👋
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