高校野球や大学野球、社会人でもましてはプロ野球でも1000スイングがノルマや1000回素振りをさせるチームや球団があると思います。1000スイングは意味ないという中どのような効果やメリット、デメリットがあるのか。1000スイング経験者が解説します。
1000スイングとは
1000スイングとは1000回スイングすることです。1000スイングはチームによっては異なりますが、素振り+ティー打撃などを含めた総数であることや、純粋に様々なスイングを掛け合わせて素振り1000回というパターンもあります。
大体は前者の素振り+ティー打撃を含む数で1000スイングをノルマにするチームが多いです。
冬のトレーニング期間(プロ野球団はキャンプ)に集中して取り組みます。
どのような効果や指導者の狙いがあるのか
1番はスイングの破壊!!
- 体力強化
- 振る力の強化
- スイングの改善
この3点が指導陣の狙いだと思います。最初に掲げたスイングの破壊について最後に解説します。それでは1つずつ解説していきます。
体力強化
体力強化を狙いとしています。体力効果を狙いとする理由としては、やはり長い期間安定した活躍を望んでいるからです。
トーナメント戦やリーグ戦では、勝ち進めば勝ち進むほど安定した活躍が求められます。
冬の期間に体力をつけるために1000スイングをノルマに課すチームが多いのでしょう。
どうせなら野球の動作で選手の体力をつけたい…
このような考えの監督は多いのかもしれません。
振る力の強化
振る力をつけたいと思い1000スイングを課すチームや球団は多いです。
振る力は”バットを振る”事でしか身につけることができません。
そのため1000スイングというようにバットを振ることを重視する監督やコーチは多いのではないでしょうか。
振る力が付くと、打球が強くなることで野手の間を抜ける打球が増えたり、遠くに飛ぶようなったりします。
少しでも体の近くまで呼び込みスイングできることが可能になることから制球眼良くなります。
振れる選手は魅力的で上の舞台でも野球ができる可能性が広がります。
このように振る力をつけることは素晴らしい効果があります。
スイングの改善
1000スイングをする最大の目的はスイングを壊すことにあります。
それは悪い癖が抜け綺麗なスイングができるようになります。
このように、バットを振りまくることでスイングに無駄が無くなり癖のないスイングを身につけることができます。
これが、1000スイングを振れという人の唱える最大のメリットなのではないでしょうか?
多くのプロ野球選手も1000スイングに取り組む
まとめ
1000スイングのノルマに対して1000回本気でスイングすれば、本当に握力は無くなりバットが振れない状態になるでしょう。
しかし、その状態こそが力みのない無駄のないスイングができる要因になるのではないでしょうか。
冬の期間や、オフシーズンでは実戦から離れ多くのチャレンジや挑戦ができる機会です。
何か打撃を変えるきっかけに1000スイングに取り組んでみてはいかがですか?
野球人の何かのきっかけになれば幸いです。
それではまた✋
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