~目的論プロ野球選手~
強豪校へ入ってレギュラーで甲子園にでてプロ野球選手になるという夢を掲げている人がほとんどなのではないだろうか。
私もその1人でした。
この記事では強豪高校120名以上の野球部で3年間ほぼすべてをベンチ外で過ごした私が、強豪校の現実について語りたいと思います。
得られるもの
☑適切な判断ができる
☑強豪校の現実がわかる
☑進路選択の判断材料になる
- 厳しい競争の世界
- 中堅どころの提案
- まとめ
3つのトピックを解説していこうと思う
強豪校の現実か、気になるな
厳しい競争の世界
強豪校に進学すると厳しくて長い競争の始まりです。
入学する前から勝負は決まっていると言っても過言ではありません。
果たして夢のレギュラーなれる難しさとは、、、
レギュラーになれる確率
強豪校、特に人数が多い場合レギュラーになれる確率というのを考えたことあるだろうか。
例えば100人いたとすると9人しかレギュラーになることが出来ないのである。
その確率9%、、、
人数が少ないとレギュラーになれる確率は上がっていきますが、多いと下がっていきます。
野球で3割打つのが難しいと言われていますが、それよりも難しい数字になっています。
9人しか試合出られへん
人数が多いとレギュラーになれる確率も低くなるよ
レギュラーになるのが難しい理由
怪物がいたケース
周りが上手すぎるところです。あたりまえですが、上には上がいます。
例えば同級生に中村奨成(現カープ)※甲子園最多本塁打記録保持者と同じ捕手だったとしましょう。
”あなたは勝てますか?”って話です。
ポジションを変えたとしましょう。
すると各ポジションに10人いても不思議ではありません。
10人とレギュラー争いをしないといけない、、、ということになります。
確率的にはかなり難しくなってきます。
- 強すぎるライバルの存在
3年間では埋まらない差もあると思ったよ
下級生のレベルが高い
1年間確実に成長しうまくなりました。
「新チームに向けて頑張ろ」
そう思ったときに入ってくるのが新1年生たちの存在です。
彼らもスカウティングで集まってきた精鋭たちもいます。
指導者はフェアにみてくれますが
『正直使いたい』
のが本音です。
つまり下から入ってくる下級生も同等のライバルだということです。
- 年功序列の特典0に等しい
強豪校は下からの追い上げも激しいんか
1年生からレギュラーを務める人もいるよ
怪我が付き物のスポーツである
レギュラーを奪われたくない。ベンチに入りたい。
野球はかなり怪我が多いスポーツです。
毎日のハードな練習や試合中のデットボール、走者との接触など予測不能なことが良く起きます。
他にもひじに爆弾(野球肘)を抱えてもプレーをする傾向があります。
『レギュラーを奪われたくない。ベンチに入りたい 。』
と思う気持ちが強いからです。
良くも悪くも変わりはいっぱいいるのが強豪校です。
ハードな練習の中で限界がきて、大会直前で故障者になるといったことも多々ありました。
- 無理して怪我(一生響くかも)
無理をしてしまう人が多かったな。
レギュラーになれた場合
この厳しい競争に勝ち抜けた場合、あなたは野球界のエリート確定です。
活躍次第ではプロや社会人、東京6大学、東都リーグへの進学も見えてくるでしょう。
他にも周りからは一目置かれた存在になり、地元では有名人。
甲子園で活躍するとその名は全国へ轟かせることができるでしょう。
- 勝ち確
強豪のレギュラーは本当に勝ちです!野球の進路も数多く存在します!
中堅どころの提案
あなたがもしプロになりたいが、冷静に考えて強豪でやっていける自信がない。
逆に中堅所に行くのは負け組だと思っている人。
この記事を読んで考えが変わるかもしれない。
試合に出られる確率が高い
強豪を目指すくらいのあなたは中堅だと言われるところの方が、レギュラーになれる確率が高いでしょう。
プロになりたいのであれば、試合に出られる高校を選ぶべきです。
そのほうがスカウトは見てくれます。大学まで追っかけてくれるスカウトもいるかもしれません。
他にも大学、社会人、独立リーグからも、オファーが来る可能性もあります。
試合の出られていない強豪校補欠の選手よりは可能性高いです。
- スカウトに見てもらえる
プロのスカウトから、チームを紹介してもらえることもあります。
チームの主力になれる!チャンスが多い!
チームの主力になれる可能性が高いです。下級生も飛びぬけて上手い人が入ってくる可能性は低いでしょう。
他にもチャンスが多いです。人数も100人を超えることも少ないと思います。
他にも努力すれば追い抜けるライバルたちが多いはずです!
練習試合にも出させてもらう機会が多いと思います。
強豪校ではB戦(二軍戦)にも出るのでさえ難しいチームもあります。
- 実践経験が積める
サインください言われたいな
甲子園で活躍したら全然あるよ(笑)
逃げ道を確保できる
強豪校へ入って例えば、けがをした、他のやりたいことが見つかった、野球部を辞めたいと思ってもなかなかできないことが現状です。
逃げ道を確保する面でも有効です!頭の良い公私立校はかなりおすすめです!
まとめ
このように強豪校の現実が分かったでしょうか?
誰しもが入学前には夢をもって進学しますが、約8割の人は自分の描いた夢や理想とはかけ離れた結果になります。
あえて中堅どころに進学すると良いところがあると分かったと思います。
強豪にも中堅にもそれぞれ良さがあります。自分の目標や夢に対してどうすれば最適なのかしっかり考えて納得のいく進路選択をしていただけたらと思います。
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