『プロ野球は無理かも。』でも『社会人で企業チームに入って野球を続けたい』と思う人は多いのではないだろうか。社会人チームは名門や強豪校出身の人が多いとイメージを持たれていると思います。今回は地方の無名校から、社会人の企業チームに内定を決めた私の友人について紹介したいと思います。
地方無名校から社会人野球へ行くことは可能か
結論からお伝えします。
可能です!
確かに、日立製作所やENEOS、NTTで野球をすることは難しいかもしれませんが、地方にも企業社会人野球チームは存在します。
視野を広くして周りを見渡してみましょう。
地方社会人野球チームで野球をすることも難しいことかもしれませんが、不可能ではないことをこの記事で感じてもらえたらと思います。
無名校から社会人野球へ行った選手
紹介する選手は田中竜太選手です。
ポジションはキャッチャー。防府商工で1秋からレギュラーを勝ち取るものの最高成績は県大会ベスト16。主に6番打者を務めた。
大学進学後も野球を続け、松山大学では、2秋からレギュラーの座を掴む。4年春には3番を務めるなど課題であった打撃も向上し、松山大学を8年ぶりの神宮出場に導いた。
そんな彼がなぜ社会人まで野球を続けることができたのでしょうか。
私の分析では
- 継続した努力
- 捕手である点
- 神宮に出場できた
- 勝てる所で勝つ戦略
この4点だと思います。1つずつ解説していきます。
継続した努力
私は田中竜太選手の幼馴染なので、自信を持って言うことができます。
努力を継続できるところが、1番の強みだと思っています。
まさにこの言葉が似あう男です。
とある田中竜太選手の1日
起床 | 7:00 |
練習 | 9:00~13:00 |
昼食 | 13:00~13:30 |
自主練習 | 13:30~17:00 |
ジム | 18:00~19:00 |
夕食 | 20:00~20:30 |
風呂 | 20:30~21:00 |
※課題練習 | 21:00~ |
就寝 | 0:00 |
※課題をつぶすために素振りや、動画などを見て分析すること
まさに1日中野球に費やす生活をしていました。
松山大学は午前中に全体練習を打ち切ることがほとんどなので、午後からは自主的に行う練習です。
やらされず、自らやる練習で自分の課題をつぶすことや、やりたい練習ができる良さもあるので、個性を伸ばすことができたのでしょう。
圧倒的な練習量で鍛えられる体力とフィジカルで体も技術も大きく飛躍したのではないかと考えられます。
- 野球中心の生活
捕手である点
キャッチャーは専門職で、守備で重宝されます。
ドラフトでも投手の次に指名が多いポジションなのでそれほど、どこのチームも常にいい捕手を探していることがわかります。
また捕手には守備だけの選手でも、重宝されます。
守備がいいを代表する捕手
- 甲斐拓也
- 木下拓哉
- 梅野隆太郎
- 小林誠司
決してソフトバンクの甲斐拓也選手の打撃が悪いとは言えませんが、甲斐拓也外野手になると、ちょっと物足りないのではないでしょうか。
それだけ捕手は守備で評価されるポジションで、内野手のようにショートができるからサード、セカンドができるそんなポジションではありません。
そんな貴重性が、さらに彼が社会人まで野球を続けられる原因の1つになったかもしれません
- 希少性のある捕手
神宮に出場できたこと
松山大学(四国学生野球連盟)レベルが低く、スカウトが頻繁に来るようなリーグではありませんでした。
しかし全日本大学野球選手権(神宮)になると、たくさんのスカウトがプレーを見てくれます。
そこで、田中竜太選手のプレーに目が留まり、スカウトされることにつながりました。
地方大学で野球をされている人は神宮に出ると社会人で野球ができる可能性が広がるのでぜひ目指して、諦めずに頑張ってほしいと思います。
関西学院大との1回戦
チームは敗れるもの、プロ注目投手黒原から神宮で2安打を放つ。
- 神宮は絶好のアピール機会の場
勝てる所で勝つ戦略
例えば田中竜太選手の高校時代のチーム成績(最高成績山口県ベスト16)を見ても強いチームだったことは考えにくいです。
しかし、強くないチームでもレギュラーを張り実践経験を積んでいったことが今につながっているのではないでしょうか。
例えば田中竜太選手が亜細亜大学や早稲田大学で野球をやっていたら、今のように
神宮に出てレギュラーで活躍する
このことはなかったのかもしれません。控えや、サポートの立場に回っていた可能性の方が高いです。
しかし田中竜太選手は自分の頑張り次第で勝てる領域で勝ち続けることで、スカウトの目に留まり、社会人企業チームの内定をもらうことができたのです。
- レギュラーで活躍することでスカウトにアピール
まとめ
- 継続した努力
- 捕手である点
- 神宮に出場できた
- 勝てる所で勝つ戦略
以上4点が田中竜太選手が社会人野球(企業チーム内定)ができた理由なのではないかという考察でした。
そのなかでも、私は
- 継続した努力
- 勝てる所で勝つ戦略
この2つが大きいのではないかと考えています。
継続した努力で野球が上手くなります。
うまくなっても実践や試合でアピールする機会がないと意味がありません。
他にもレギュラーでなければ社会人野球のスカウトの目にも留まりません。
自分が主役となって活躍できる場を選ぶことも社会人野球ができるかできないか、大きく分けてくるポイントだと思います。
参考になったら幸いです。
田中竜太頑張れー!
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